<< 幼なじみな彼女 メインページへ 



 ヒロ(久住宏哉) -主人公-

 
本作の主人公。
  野崎舞とは幼なじみの関係。
  お互いの母親が同級生だったこともあり、家族ぐるみの付き合いを
  している。

  大らかな性格で、細かいことをうだうだ考えるのが嫌い。
  言葉より身体が先に動くタイプ。だが言葉責めは好き。
  本編でもちょっと真面目路線で攻めてみようとがんばってみるが、


  朝からガラにもなく真剣に『幼なじみ』という関係を考えていた。

  友達以上、恋人未満?

  言葉を交わさなくても、相手の気持ちが分かる?

  幼なじみなんて、そんな便利で都合のいい関係じゃない。

  実際、舞と一緒に暮らして初めて分かったことも多かった。

  毎晩、長い髪の手入れを丹念にしていることや、自分の部屋の
  ぬいぐるみにそれぞれ名前をつけていること。

  そして未だに毎朝、父親のことを思い出して泣いていること…。

  そんな『普通』の女子校生である部分も知らなくて、何が友達以上
  なのか…。

 (結構、自分では舞のことを理解してるつもりだったんだけどな…)

  とまあ、こうしたことを朝からダラダラと考え、行き着いた結論は…。

 「やっぱ、キャラ違うわ。哲学とか無理」

  不良の道に走った妹をもつ苦労人のお兄ちゃんならまだしも、
  俺みたいな脳みそ燃焼系が難しく物事を考えても余計にやや
  こしくなるだけだ。

  簡単に言えば、バカにはバカの生き方がある――。

  そゆことで。

 (くそーこんな結論へたどり着くまでに、無駄な時間を使いすぎたな)

 
(せっかく、女子校生の水着満載なプールの授業も、半分ほど
  『幼なじみについて』で費やしちまった)


  そう、この時期の体育は男女ともにプール!

  普段は見ることのできない水着姿の女子を見て、
  『へー、○○って意外とスタイルいいんだ…』なんて新たな
  発見をする時間。

  そして色っぽく濡れた髪に胸を躍らせ、ずれた水着を直す所作に
  股間を膨らませ、さらにプールから上がる際の無防備な後ろ姿に
  悶々。

  男子にとっては、学園生活での数少ないボーナスステージに
  他ならない。

 
(最初から無理しないで、女子の水着姿を眺めてればよかったんだよ
  なあ)


 
(でもこうやって見ると、寸胴の女子が多いな。
  こう、もっと色っぽく腰の辺りがクビレてるようなヤツは…)


 「ねえ、泳がないの?」

 「…いきなりキングのお出ましかよ」

 「……?」


  ということで、彼にとっては「幼なじみって?」などという問題より、
  水着姿の女子の方が大切な模様。

  その鍛えられた肉体が秘めるポテンシャルは未知数で、
  彼の全開の性運動はおち○ちんを汚いとか怖いと罵っていた
  舞ちゃんの人生観を変えてしまう。

  





 そんなおちゃらけた性格で、顔も2枚目とは言えない彼だが、
 なぜかクラスの女子に絶大な人気を誇っている。
 それには幼なじみの舞ちゃんも知らない過去が関係している
 ようだが…???

 エッチな話は大好きなものの、肝心なことには言葉足らず。
 そんな性格が何かと舞ちゃんをヤキモキさせている。


 
「…ヒロは強いんだね」

 「ん…何が?」

 「それは……だから……色々……」

 「…一応、今は病人なんだけどな」

 「あ…そうだったっ。ごめんね、上に乗って重かった?」

 「いや、チ○コ勃った」

 「…それは絶対安静にしておいて」

 「射精したら、熱とか下がりそうじゃねえ?」

 「あのねえ…」

 「だって暇なんだもんよ〜」

 「もー…じゃあ、子守唄でも歌ってあげようか?
  リンゴ食べたいなら剥いてあげてもいいし…」

 「俺はお前のク○トリスの皮を剥きてえ」

 「ぶつよ?」

 「何だよ、そっちからキスしてきたクセによ〜」

 「だってそれは……ヒロがかわいそうになって……」

 「あん? 何だよ、かわいそうって…」

 「…何でもないっ。それより、何かしてほしいこととかない?」

 「じゃあ、とりあえずフェラチ…」

 「そういうこと以外でっ! 氷枕とかはいらない? 着替えは平気?」

 「う〜ん…」

 選択肢11:舞が看病してくれるらしいが…

  A.身体を拭いてもらう

  B.熱冷ましの座薬をぶっこんでもらう

  C.???(ファーストプレイ時は選択不可です)


  …でもやっぱりバカです、この人。
 


 

「どうしてヒロがここにいるの!?」

「いや、一緒に風呂入ろうと思って…」

「な…なんでわたしがヒロと一緒にお風呂へ
 入らなきゃいけないのよ」

「そのぐらい察しろって。大体、俺たちは
 ただならぬ関係になっちまったんだから…」

「もぉ、一度エッチしたからって勘違いしないでよね。
 わたしとヒロは、恋人でも何でもないんだから…」

「バカ、一度じゃねえだろ。朝まで何回も何回も…」

「ああっ、やっぱり朝までしてたの!?
 ひどい…犯罪だよ、そんなの…」

「あれ…お前、意識なかったん?」

「変だと思った。朝ご飯つくってたら、白いのが
 ドロドロって溢れてきて…」

 

 

「…死んじゃいたい」

「なあ、過ぎたことを悔やんでてもしょうがねえだろ。
 俺みたいに、何でも前向きに物事を考えねえと……」

「ヒロは何も考えてないだけじゃない…」

「…お前、何気にひでえこと言いやがるな」

「はあ……わたしって淫乱なのかな」

「ははっ、俺と同類だと思えば気分も楽だろ」

「やだ、変態と一緒にしないでよっ」

「…お前、ほんとに言いたい放題だな」

俺クラスになると『射精魔王』と呼ばれようが、
『歩く海綿体』と称されようが、生活に支障はない。

そんな心の強さを舞にも分けてやりたいところだが、
さっき試しに『戦慄の小陰唇』なんて通り名をつけて
やったら、容赦なくヤクザキックを入れられた。

まあ、女が恥じらいをなくしてすぐに股を開いたら、
それはそれで嫌な感じもするわけだが。

「とりあえず、晩飯でも食おうぜ。
 それで一緒に風呂入って、俺がお姫さま抱っこで
 お前の部屋のベッドまで運んで…」

「もー、いやっ! こんな生活たえられないっ!」

「はあ?」

「わたし、決めたからっ。
 今後一切、二度とヒロの身体には触らない」

「おいおい。マジかよ、戦慄の小陰唇…」

「うん、マジっ。
 だってママたちに知られたら叱られるよ?」

「避妊もしてないし、誰かさんは朝まで
 ハメハメハメハメってうるさいし…」

「じゃあ、妥協して午前の3時ぐらいまでで…」

「そういう問題じゃないのっ。
 学校でも不純異性交遊は禁止されてるでしょっ」

「今さらそんなこと言われてもなあ…」

「とにかくっ、うちで生活する以上、わたしの言う
 ことは聞いてもらいますからね」

「今後一切、ハメハメはなしか…」

「なし」

「なら、先っちょだけ挿れるのは…」

「なしなしなしっ」

「しょんぼりだな、それ…」

「しょんぼりしててよ、お願いだから…」

「…悪いが、ハンカチは持ってねえぞ」

「あ…れ? わたし、なんで泣いてるんだろ…」

「知るか、そんなこと…」

「…………」

「………」

「っ…」

「いいんだぜ、もう。
 お前、今日までよくがんばったよ」

「…ダメだ、涙が止まんないや」

「…………」

「ごめん、泣く」

「ああ…」

 

「…難しいことじゃねえ。俺とお前の守るべきものが違ってたってことさ……」